夢なごり~君の声に呼ばれて~



放課後、道場にて。



「やぁっ!」



スパーン!



竹刀で面を叩く音が響く。



「「きゃあぁあ、舞咲様~!」」



道場に黄色い声が響いた。



女子の甲高い声の中に男子の野太い声が混ざってる。



何か、不気味…。



私は面と頭に巻いている手ぬぐいを外し、飲み物とタオルを持ち、外に出た。