「お兄ちゃんのバーーカ!!」
そう吐き捨て、ズズッとお味噌汁を飲んだ。

「菜々、なんでダイエットなんてするの?体に悪いわよ」
「す、好きな人…できたから//」
「その人、細い人が好みなの?」
「分らないけど…」
「そう…。無理しすぎて、体壊しちゃダメよ?」
「うん。ありがと、ママ」

心配してくれるママ。
その点お兄ちゃんは…
あたしが恋したこと、爆笑してます。

意地でも痩せてやるんだから…!

「ごちそーさま!!」

食器を流しに置いて、お兄ちゃんの頭を思いっきり叩いてあたしは部屋へ入った。