短編集~甘い恋~

―――次の日


アイツ、風邪治ったのか…?
メールをしてみようかと思ったが、やめた。
俺らしくねぇし…。
学校行けば、分るしな。

教室に着いても、天海の姿はまだなかった。
机に突っ伏していると……

「…おう」
天海の声がした。
「…おぅ」
…んだこれ。男同士か!!
「治ったのか」
「まぁね」

ニシシと笑う天海。
もっと女らしく笑えよ…。
けど、俺はこの笑顔が好きなんだよな…。

なんて思いながら正面を向いてると…

「藤宮っ!!」

と呼ぶ、天海の声。

振り向くと―――……