「痴話喧嘩見に来ただけだから♪」

「「痴話喧嘩じゃないっ!」」

ホント、こいつとは息がぴったりすぎてビビる。


武部の授業の国語の時間。

眠っていると、首元に半端ない痛みが走る。

隣を見れば……

「ギャハハハ!ざまぁ♪」


なんつー笑い方だ。

「お前らなんなの、ホント。もー付き合っちゃえよ。先生祝福してやっから」

こいつはなにを言い出すんだ。

だけど……

「こんなのと付き合うなんてまっぴらごめんです!先生早く授業再開して!!」


何故か、こう言われて……


嫌だった。