「ぐすっ、……うー」 もう瀬戸さんが起きないで欲しい。 このままずっと抱き寄せられたままそばにいたい。 怖くて怖くて涙も鼻水も止まらなかった。 「……早川?なんで?」 瀬戸さんは瞼を擦って起きた後にすごくびっくりした顔をしている。 やっぱり彼は何にも覚えてなかった。 「えっと、瀬戸さん酔っちゃってあたしになぜか抱き着いていたみたいです。 でも起きてくれて本当に良かったです!ではあたしはみんなの所に戻ります!」 えへへと笑いながらあたしは裏口からフロアに戻ろうとした。