「あの……瀬戸さん、飲み過ぎじゃないですか?」 とあたしは苦笑いをしながら彼にたずねてみる。 「いいんだよ、お酒の力を借りて勢いつけないと言えないから もともと今日は酔っぱらうつもりだったし……」 彼はあたしの頭を撫でながら未だにフラフラしている。 「え?」 意味がさっぱり分からない。 お酒の力を借りないと言えないことってなに? 二十歳になってもお酒の弱いあたしは全然飲まないから全然分からなかった。 すると瀬戸さんはあたしの顔に近づいてきておでことおでこをくっつけてきた。