「え……ちょっと佑輔」 どうしちゃったの? さっきよりも強く抱き締めてくるし。 近すぎて心臓がドキドキどころかバクバクになってきたよ……。 「そんな俺は軟じゃないから。 体のこと未紗はよく心配してくれるけど大丈夫だから。 休みが少なくても頑張れるのは未紗がいるから。 その未紗が会わないって言うなら……俺も頑張れない」 そう言う佑輔はなぜかあたしから目を反らしていじけてしまった。