夕方。 【脱出成功、着いたから用意できたら出てきて】 「え……本当に佑輔いるの?」 急いで窓に近づいて、下を覗いてみると佑輔の車と…… 運転席から佑輔が降りてきた。 佑輔だ。本当に佑輔がいる。 あたしは今日のごはんの材料が入ったバッグともう一つ小さなバッグを持って 階段を急いで降りて、お母さんに「行ってくるね!」と言うと 「行ってらっしゃい!楽しんできて」と後ろからお母さんの声を聞いて お気に入りのブーツを履くとドアを開けて佑輔のところまで駆け出した。