さすがにこれは辛すぎる。
だって12月はいっぱいイベントがあって楽しみにしてたのに
佑輔と全然過ごせないなんて。
これが時間通りに終わる講義を毎日こなす学生と
通常業務のほかに残業や出張もある社会人なの?
それならもういっそう学生でいたいよ。
「……分かった。佑輔はあたしに気にしないでその同僚さんの代わりに頑張ってあげて。ごめん、また講義始まるから」
と言って電話を切った。
これ以上電話を繋いでいたら、絶対何にも悪くない代わりを頼まれた佑輔に八つ当たりをして
酷いことを言ってしまうと思ったあたしに残っていた選択は電話を切ることだけだった。

