理由が理由だから佑輔を責めることなんて絶対できない。
それに佑輔は悪くないのに電話口で何度も謝ってくる。
涙がどんどんぶわっと溢れてきて泣きそうになる。
泣いちゃだめ、泣いちゃだめ。
佑輔に会うまでは絶対に泣かないと決めたんだから。
それに今泣いたら絶対に佑輔を困らせちゃう。
あたしは空を見上げて、涙が出てこないように押さえながらこう言った。
「……分かった!あたしは今大学の友達に祝ってもらってるから気にしないで。
それにインフルエンザの人もかかりたくって罹った訳じゃないんだもんしょうがないよ。
あたしは佑輔が元気ならそれで十分!」
自分を納得させるためにもこう言うことしかあたしには思い浮かばなかった。

