センチメンタル*ガール




「ごめん、ちょっと電話してくるね!」と言って、友達に冷かされながらもあたしは教室を出た。



外に繋がる通路を歩いて、応答ボタンを押すと佑輔の声が聞こえてきた。



「もしもし、未紗?誕生日おめでとう」



本当に佑輔だ……



声を聞くだけで視界がぼやける。



「ありがとう!やっと佑輔と同じ大人の仲間入りできたよ!」



「だな。今度居酒屋とかバーに未紗と行けるの楽しみだな」



そっか、あたしお酒を飲める年になったんだ。



佑輔と行ける範囲が増えたと思ったら嬉しくなった。



「そうだね。あ!毎日遅くまでお仕事おつかれさま。体調壊したりしてない?」



「あー……俺に関してはな」



と濁すように言う佑輔。



どういう意味?と言いながらあたしは佑輔の言葉を待った。