やっぱりだめかー。 ……調子に乗りすぎちゃったみたい。 「はーい…」 しょぼーんとしながらあたしは返事をした。 佑輔外では手しか繋いでこないもんね。 今回は我慢しよう。 あたしはまた夜景の方に目を向けた。 すると、ふわっと後ろから佑輔に抱き締められた。 「え?佑輔?」 一気にあたしの心臓の鼓動が上がったのをすぐに気付いた。