でも今はちっとも痛くない。ほんの一瞬だった。 「……さぁな。そのうち分かるよ。 さてと、今日は家で夕飯食べるって言ってきたんだろ?そろそろ帰るぞ」 そう言って、キーケースと財布を手にしてポケットに入れる佑輔。 「うん、お邪魔しました!」 結局、私の家まで佑輔はいつものように送ってくれても、 決して答えを教えてくれることはなかった。 それに、もう痛みも感じないし、大したことないって思ったあたしは一晩寝るともう次の日にはすっかり忘れていた。