「そう言えば、夏休み中にクラスのメンバー何人か誘ってごはん食べに行こうってなったから 詳細決まったらまた連絡するな!」 「うん、楽しみにしてるね!」 もう気まずくない。 黒田くんとは“友達”として接することができる。 きっと黒田くんもあたしのことそう思ってくれるよね? 「おう、じゃあそろそろ彼氏のとこに行けよ。じゃあな!」 右手を上げる黒田君に「うん、またね!」と言ってあたしは手を振って別れた。 黒田くんの姿が見えなくなると、あたしも振り返って佑輔の元に戻った。