ー次の週。 結局あのメールの返事は返って来なかった。 そして今日から期末テストだ。 レポート課題も忘れずに今日学校に持っていかないと。 今日は電車遅れたりしたら試験受けられなくなっちゃうから早く行こうっと。 「お母さん、行ってくるね!」 「試験頑張って!行ってらっしゃい」 珍しく玄関まで送ってくれて、サンダルに足を通すとバッグからメールの着信音が鳴った。 すかさずケータイを見てみると、受信ボックスとは違うフォルダからで それは佑輔からのメールを示していた。