ー翌日。
行く前にケーキの上に粉糖を振って、ラッピングして最後の仕上げを終えると
佑輔の家に向かった。
ドアチャイムを鳴らすと、寝癖で少し髪が跳ねていて少し眠そうな顔をした佑輔が出てきた。
「おはよ……入って」
ドアを抑えてあたしが入るのを待っている佑輔。
「お邪魔します。起こしちゃってごめんね」
あたしがいつものようにリビングに向かうと後ろに佑輔はいなくて
水の流れる音が洗面所から聞こえてくるからどうやら顔を洗ってるみたい。
うーん……13時だったらもう起きてると思ったんだけどな。
どうやらドアチャイムで佑輔を起こしてしまったみたいだ。

