「未紗が想像するほど俺はまだ頑張ってないよ。だから安心して。 周り全然音しないけど、今何してたの?」 え……いきなりそれ?? ケーキを作る準備してました!なんて言えないし。 「な、何にもしてないよ。バイト終わって家に帰ってきた所だしね!」 声が上擦っちゃった。 もし、今ここに佑輔がいたら絶対バレてる。 「へぇ……なんかちょっと怪しいけど。もしかしてー他の男と会ってたとか?」 佑輔の今言ってる顔が頭に浮かぶ。 絶対笑うのをこらえてるに決まってる。