バイトの帰りに足りない材料を買って帰れるように今のうちに材料用意しておこう。 あたしは家のキッチンに向かってレシピの材料の欄を見ながら用意を始めた。 薄力粉、砂糖、卵はあるから1から揃えなくても大丈夫みたい。 家にないものはメモをして、お母さんに「今日の夜はケーキ作るからキッチン使うね!」 と伝えて、バイトの時間まで時間が経つのを待つと家を出た。 佑輔、喜んでくれるといいな。 おいしいって言ってくれたら時間見つけてまた作ってみよう。 あたしの頭の中は今日も佑輔のことでいっぱいだった。