放課後、屋上へ行くと 美緒が既にいて フェンス脇に立っていた。 「ごめん、待った?」 俺の言葉に美緒がパッと振り向く。 「ねえ、何の用なの? 私、部活に行きたいなぁ」 美緒が言った。 好きでもない男の話だもんな。