恋愛記念日(恋愛短編集)










 俺は斜め前を歩く美緒を






 見て







 ため息をついた。









「どうした、湧也。





 元気ないじゃん?」








 原因はテメェだ、隼翔。






 なんて言ったって






 隼翔には





 わからないんだろうな。