「どうした、湧也」 隼翔に言われ、 「や、お前と同じクラスでよかったなって思ってさ」 慌てて言い訳。 でも、あながちウソではない。 「俺も。お前と一緒なら鬼に金棒だ!」 隼翔が、白い歯を見せて ニカッと笑う。 隼翔は色黒だから 白い歯が眩しかった。