僕らは妖怪 ~妖怪編~

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「潤~、起きろ~。」



うー……あれ、何でこいつがここに…あ、そういえば今日泊まりにきてんだっけ?


「んだよ、寝かせろし」


「ご飯いらんのー?」


「いらん」


「そ。」


おい!ここは「食べろ!」とか言ってくれてもいいじゃねーか!ほんっと優しさがねーな!


まぁ、もともと夜は食わねーしいいんだけど。



バサバサ………



ん?何かが近づいてくるな……?


ダダダダダダ……ドンッ!!!!


あ、ついでにこいつもきたか。


「潤!!どうしよう!!一様妖気をなくしたけど進真がきてるよ!!!」


かなり驚いたらしく箸を持ってかなり動揺していた。


「まぁ、落ち着け。」


「落ち着いてられるわけないじゃん!!どどどどうしよぅ!」


「落ち着けって。そんな馬鹿でかい声出してっと見つかるぞ」


はぁ、ついに真希の身内にここがばれたか。まぁいつかみつかつと思っていたが。


本当は「はい。どうぞ」と身内にやるはずだがこいつがたまに来ないと他の雑魚妖怪が来なくてまたここが取り壊しになったらまた厄介だし……


しゃーね。


「ここは俺に任せろ」


「え、まじ?」


「待ってました」とばかりに真希は目を輝かせた。はめられた……


ま、いっか。