「あたしが見た携帯小説では可愛い子はかっこいい男の子と一緒にいても全然被害にあってないのに…」
「あのなぁ、ここは携帯小説の世界ではないんだぞ?そんな妄想の世界、あるわけないだろ!!」
「ひっどーい!!女の子は誰だって王子様が来てくれることを信じてんだよっ!!」
いや、あんた妖怪だし。尻尾ふってるただの狐だし。
「そうだなー…今あたしがはまってる携帯小説見る?」
「いや、見ん!!」
「遠慮するな!今あたしがはまってる携帯小説はね~…」
人の話きけっての!
「じゃーん!「地◯子の秘◯」!!これね、12巻まであるけど、あたし、まだ3巻しか見てないし、3巻しか持ってないから我慢してね?」
「だから、見ねーよ!てか携帯で見ろよ!!」
「えー、だって携帯でみたら目が悪くなるじゃん」
妖怪って目が悪くなるのか?携帯ごときで…

