この前の自己紹介で言うことを忘れてたな。俺は「鳳凰」という伝説の鳥の妖怪だ。


この人の姿は仮の姿。本当の姿は後ほど。


この呪文は昔、死んだ師匠の鳳凰が教えてくれた呪文だ。


この呪文をかけた瞬間、俺が触るまでみんなは固まったまま動かない。


つまり、今は俺以外全員固まって動かない状態だ。


真希のもとに行き、真希にチョンっと触った。


「…っう!!?」


その瞬間、ビクッと反応した。


「あぁ、進真か」


「なにが「あぁ、進真か」じゃねーだろ!何だよ!」


「いや、何もない」


「何もない何かじゃねーだろ、てかお前、人前で本能をだしちゃだめだろ!」


「わかってる。たぶん先生もあとで測り直すとおもうからそのときにちゃんとゆっくり走る」


さっきから妙にそっけねーな。


「何だよ、なんかいえよ」


「だから、何もない。しつこい男は嫌われるよ」


絶対なんかあるだろ!


「早く時間を戻して、じゃないと力尽くで戻させるよ?」


まず、その言葉からしてなんかあっただろ!しかし、俺も真希の攻撃は受けたくないため時間を戻した。