僕らは妖怪 ~妖怪編~

◆進真Side◆


はぁ……。


現在混乱中だ。


「進真くんがいないとあたし生きてはいけないの!!」


嘘つけ。中学まで俺のことをしらずに生きてたくせに。


あーもー、めんどい!


……ーー数分前


女子バスケのキャプテンが俺に「一年が進真くんに用事があるらしいわよ。本当は部活が終わるまでいるらしいけど、もぅ遅いし校門でまってるから、さっさとすませてきて」と俺にいってきた。


ややめんどかったが、片付けのほうがもっとめんどいから校門にむかった。


校門には小柄な女とが一人ソワソワしていて俺に気がついたときビクッとなった。

「用ってなに?」


「あたし、進真くんのことが好きです!!つきあって下さい!!」


「無理」


「えぇ!?そんな即答…」


「用はそれだけなら帰る。時間の無駄」


んだよ、ただの告白かよ。


と思いさっさともどろうとした。