僕らは妖怪 ~妖怪編~


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「ドーナツ…ドーナツ…ドーナツ…!」


放課後、ドーナツのために久々に猛ダッシュして駅にあるドーナツ屋さんに行った。


蓮のファンクラブには一緒に食べてるとこなんかみられたくないから駅のもう一つの駅にあるドーナツ屋さんに行った。


ドーナツ屋さんについたあと、まだ蓮はいなかった。


一人でドーナツ屋さんに入るのはちょっと恥ずかしかったから、近くの雑貨屋さんに入った。


「うわぁ…可愛いなぁ」


雑貨屋さんにはピアスやらネックレスやら売っていた。


「彼氏ができたらペアネックレスが欲しいなぁ…♡」


まぁ買って貰えるかが問題だけど。あと彼氏ができるとか…。


はぁぁぁ…そんなこと考えると虚しい…


人生で15年間彼氏歴0だしね~…もう少しで16年だよ~……


「あ、いたいた真希!!」


「あっ蓮!!」


すると雑貨屋さんはざわざわとなった。そりゃそうでしょ、イケメンがいるんだから。


「早く行くぞ」


「うん!」


羨ましい視線と妬みの視線浴びながら雑貨屋さんを出た。