僕らは妖怪 ~妖怪編~

◆進真Side◆


「キャ〜、進真君かっこいいっ!!」


「進真君、今日オケっていかない?」


「ちがうよ~!進真君はあたしと今日オケる約束したのっ!!」


 うるさいし、カラオケなんていけたくねーし、約束なんてした覚えもない。


女子っていうのは自己中で自意識過剰でやたら泣き虫。そのうえめんどくさい。


「まじ、お前らあっち行けよ!!!」


 暴言を吐き捨て、女子たちを避けた。


 さっさと自分の教室へ戻る、そこにはやっぱりまた違う女子達に囲まれ、


「ねぇねぇ、今日さ空いてる?」


「あっずる~い!!進真君、今日あたしと遊ぼう!!」


「進真君はあたしと遊ぶのー!!」


「は~?あんたブスのくせに調子に乗るんじゃないわよっ」


「あんたは相当な性格ブスねっ!!そんな奴に進真君振り向くわけねーし!!」


 うるさい、黙れ、静かにしろ、誰も遊ばん、マジすっこんでろ、消え失せろ、性格ブス、ブス、ブスブスブスブス!!!!