僕らは妖怪 ~妖怪編~


「風狐さんのご自宅って、かなり豪華なんですね!!」

「いやいや!そんなことないよ」

「う……」


え、なんで皆さん進真の熱のときと同じ顔してんのよ…


とりあえず、お茶出さなきゃ!


「ちょっと期待お茶持ってくるね」

「あ!いいです!大丈夫です!!すぐ帰りますので!!」


でも、せっかく来たんだからお茶くらいださないと失礼だし!



数分後……



うぅ…気まずい……お茶を出してからみんな下を向いてシーンとなっている。


「あ、あの!」


あ、この人!


誰だっけ…?


「昨日の佐藤さんのことなら気にしないでください!みんな風狐さんの味方ですから!!」

「はあ……」

「俺たち、風狐さんの味方ですから!!」


ここは素直にお礼を言うべきだよね…!お見舞いにも来てくれたんだし!


「ありがとう」

「い、いえ!そんな!で、ではこれで!!」


そういうと、すぐに帰ってしまった。


なんか…いい人だったなぁ…


それより東京レモン!!