海里の顔が少し青ざめているのは、気のせいだろうか? あたしは少し首を傾げた。 「い…痛いぞ…」 「…は?」 「そこは…蹴ったら…ダメだ…」 ……。 あたしはポカーンと口を無防備に開けたまま、海里を見つめた。 手を合わせて祈ってる海里は完璧バカだ。 「ほら、行くよ」 あたしは海里の手首を引っ張って、人気が少ない砂浜のほうに移動した。