電車にアナウンスが流れ、ドアが開いた。 「海里行くよ」 「おう!」 あたしたちは電車を降りて、歩いて海へと向かう。 歩いて5分後、ようやく海に辿り着いた。 「うおー!海だー!」 「……うるさい」 あたしはその大きな声に、顔を歪める。 海里は走って行ってしまった。 その後をマイペースに歩くあたしは、海里の行動に呆れた。