このまま言い続けたら、この争い一生続くと思う。 …うん。 ここは無視。 あたしは、お兄さんとあたしの間にいる海里を押しのけた。 「お兄さんの名前は何ですか?」 「聡だ。よろしく!」 「よろしくお願いします」 握手を求めてきた手を、今度は確実に握りしめた。