「ハァ……」 もうこの男面倒くさい…。 聞けばいいんでしょ?聞けば! 「で、……名前は?」 男はニコニコと微笑むと、右手をグーにして胸の辺りをポンと叩いた。 「よくぞ聞いてくれた!俺の名前は佐藤海里(サトウ カイリ)だ!」 「へー……」 「おまっ、なにその反応?!」 ……別に興味ないし。 「ってことで、バイバイ」 ヒラヒラと手を振り、歩きだす。