一瞬にして唇は離れた… なのに。 村上の唇の温かさは消えない… 「拓真くんの唇ってあったかい。 あたしのキス、上手?」 キス… そうだ、俺は、村上桃香と、キスをしてしまったんだ。 「お前、何考えてるわけ?」 俺は、マジでキレそうだった。 だって、ファーストキスを奪われたんだぞ… 好きでもないやつに… そんなキレてる俺を目の前にして、村上は笑い出した… 「きゃははは。 拓真くん、何言ってんの? あたしと、カレカノになったんだよ⁉ キスして、何が悪いの?」