「別に、あんな奴興味ねぇよ。

それよりさ、お前順位出てた?」


涼太をからかうのはおもしろい。

あいつが悔しそうな顔で答えを言う姿を見てると、ニヤけてくる。

こんな俺は、少しSなのだろうか?


「出てるわけねぇだろ!!

あんなに頑張ったのに...」


涼太は、いつも頑張って、11位。

うちの学校では、10位までしか掲載されない。

その為、惜しくも名前が出ないのだ。


「笑うことねぇだろ!!」


俺は、気付かない間に笑っていたようだ。

だけど、笑っても仕方ない。


だって、涼太と知り合ったのが高1の1学期の中間が始まる前あたりだからー...

3回近く、11位なわけだ。