涙恋~片思い恋愛〜

もう、いいんだ、これで。


あたしは、胸の中でずっとーー...
拓真だけを思っていればいいんだ。


元の、幼なじみと言う関係に戻ろう。


そうすれば、あたしだって、
この想いを過去にすることができる。

だから、この想いは胸にしまっておこう。




「美奈!!ごはんよ~~」


「今行く!!」


お母さんに呼ばれて、
階段を下りる。

うーん、今日はいいにおい。



リビングのドアを開けると、そこには、
おいしそうなハンバーグと、
拓真と、お姉ちゃんと、お母さんがいた。


はっ!?
なんで拓真がここにいるの?



「拓真くん家ね、
今日お母さん帰り遅いんだって。

一緒に夕ご飯食べてもいいわよね?」



これって、ぶっちゃけあたしに解答権ないよね?