あたしは、そう謝りながら、泣きながら、何度も何度も頭を下げた。


「ちょっと、美奈。

そんなに謝ることないでしょ?」


「えっ?だけどっ!!」


「私と拓真くんねーー...

別れたんだ、前に。


だから、別に美奈はそのままでいいんだよ。

私に謝ることなんか、一つもないっ!!


逆に、私が謝んなきゃっ。

美奈、本当にごめんね、苦しめて。」



美奈は、松葉杖をつきながらーー...

あたしの元に近づいて、桃香も謝ってきた。



「拓真くんのことを縛ってたのは、私の方だったの!!

拓真くんと美奈、2人とも傷つけてるのがわかった。

苦しめてるのがわかった。


こんな風に謝って済む問題じゃないのかもしてないけどーー...

ごめんなさいっ!!」