「おい、聞いてんのかよ!?

なんで、こんなところに来てるんだよ!?」


さっきと同じような声が聞こえる。

後ろを振り向かえるとー...


「白鳥くんっ!!」


そこには、白鳥くんがあたしのことを見下ろしながら立っていた。


「白鳥くん!!じゃねぇよ。

お前、マジであり得ねぇ。」



白鳥くんは、怒ってる。


当然だよねー...

こんなに危ないことしてるんだもん。


急に、体が縛られるような気がした。


「お前が無事でよかったーー...」


そう言いながら、白鳥くんはあたしのことを抱きしめてきた。



その瞬間、涙があふれてきた。

こ、怖かったーー...


「大丈夫か?」