うわー、はずかしっ。

そう思いながら飛行機から降りると、一面、銀世界だった。



「美奈!!きれいだね、北海道。」

「あっ、夏希!!」


飛行機から降りると、夏希が話しかけてきた。



そのあと、スキー場へ向かい、滑る予定だった。


「美奈は、スキーできるの?」


バスの中、隣の席に座った夏希が聞いてきた。


運動音痴なこと、夏希は知ってるくせにー...


「できるわけないじゃん。スキー初めてだしっ!!」



そう、あたしはスキーをしたことがない。

そんな奴にスキーが、それも運動音痴なあたしができるわけないじゃんっ!!


「あっ、そっか、ごめん。」

「ホントだよー」


そう言うと、夏希は笑っていた。