「ょた...涼太、おきて?」


俺は、姫歌の腕の中で目を覚ました。



俺は、なにをしてるんだよっ!!

あっ、そういえばー...

姫歌に抱きしめられてる間に寝ちゃったんだっけー...


「うわぁ、姫歌、ごめん。」



俺は、姫歌の腕から離れた。



「で、涼太。

なんか、あったの?」


あんだけ、泣いちゃったしー...

ごまかさなくてもいいよな。


俺は、すべてのことを、美奈に対する思いを姫歌に言った。

その時、俺は気がつかなかったんだー...


姫歌が、切なそうな顔をしてるなんてー...