小学校からの帰りのことです。

ボクは、一人で歩いていました。

ボクの前に、女の子5~6人の集団が、キャイキャイと騒いでいます。

その中に、ひときわ輝く女の子を見つけました。

ボクの隣の席の、アキホちゃんです。

みつ編みで、笑うとエクボができるアキホちゃんが、ボクは大好きでした。


ニヤニヤしながらアキホちゃんの後姿を見ていると、急にぶわっと風が吹きました。

その時です。

アキホちゃんのスカートがペラ~ッとめくれあがったのです。

ボクの目は、一部分に釘付けです。

忘れもしません。

ピンクのハート柄パンツでした。


うわぁぁぁ…///


赤面しているボクに向かって、女の子のひとりが叫びました。

「あっ!北見沢、今パンツ見てた!」


ええっ!?


焦るボクに、女の子達は容赦なく罵声を浴びせます。

「うそー!!」

「ギャー!!」

「変態っ!!」

女の子達は、ゲラゲラと笑いながらダッシュで逃げていきました。

アキホちゃんは、ギッ!とボクを睨みつけて、走って行きました。


次の日。

学校に行くと、ボクに新しいあだ名がついていました。


「チラ見沢ヨシヒロ」




((( ;゚Д゚)))<女って、コワイお!