「や、うんっ!パフェイイねっ。程良くパフェが食べたい心境だったから、ねっ?」
とりあえず割り込んでみたものの、逆にみんなから
(あ~、気ぃ遣わせちゃってぇ…)
と暗黙の同情を受ける事になり、
益々、千里ちゃんのゴキゲンを損ねたようだ。
千里ちゃんが挑発的に俺の目の前にばしっとメニューを置く。
「別にいいわよっ、好きなの頼めば!?別に自分の金なんだし、それぞれ好きに使えばいいわよ。」
「え……あ、いや、ここくらいみんなの俺奢るけど?」
一応、デートだと思ってたし、それなりに持って来てるしね。
相手は女の子なワケだし、千里ちゃんのトモダチなワケだし、
品定めされる男として、もはや当然と思ってたんだけど……
「マジ?やった~「割り勘!!」
手放しで喜ぶ蘭子ちゃんを遮って、千里ちゃんが傲然と言い放った。
「アンタは今日、天音ちゃんなんでしょーが!女子が女子に理由もなく奢る事なんてないの!」
その言葉に真琴ちゃんと華ちゃんも頷く。
「まぁ、男でも女でも奢らせるつもりはなかったから、私はどーでもいいけど。」
「うん。私も……。」
……はぁ。
男として認められたいけど、これじゃあ男を見せる場もナシだぁね。
中々、手ごわい……。


