「うんうん、そうだよ」 「そっか…」 「だから今も、休養してみたら?」 「うん…考えてみるね」 「私も相談に乗るし、大丈夫だよ!」 「ありがとう…」 「良いの良いの、気にしない気にしない」 本当に嬉しかった。 私の異変にもすぐに気が付いてくれて、心の手当てをしてくれた。 だけど…… 私は気付いてあげられなかった。 あんなにも、苦しんでいたのに。 少しも…… 気付いてあげられなかった。