ケータイ小説 野いちご

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野いちご10周年記念コンピレーションアルバム『ずっとずっと、大好きな君のそばで。』

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野いちご学園の新着投稿

    • あなたの憧れEPコン

    彼と過ごす3回目の夏。
    生徒と先生の関係で過ごす最後の夏。
    私たちは夏祭りに来ていた。

    『手』

    彼は私の手を掴んで、自分の方へ私を引き寄せた。
    自然な仕草、いつもそうやって私を守ってくれる。

    「綺麗ですね、花火」

    祭りの終盤には花火が上がる。
    この夏祭りも3回目。
    毎年こうやって手を繋いで並んで見たっけ。
    だんだんそれも当たり前になって。
    でも今年でいわゆる"禁断"の関係は最後なんだな、と思うと複雑だった。

    『何考えてんの』

    「うーん、なんか色々」

    『あっそ』

    繋いでいた手を離して、そのまま私の顔に持っていく。
    とっさに目を閉じる。

    『バカ、キスなんかしねえよ』

    彼はいたずらっぽく笑う。
    私は少し恥ずかしくて、

    「もういいっ」

    と一言。後ろを向いた。

    『拗ねてんの?可愛がるのは、後でな』

    そして耳元で、

    『〇〇の可愛いところは誰にも見せたくないから』

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    • あなたの憧れEPコン
    • お昼休み
    • 屋上
    • 髪クシャ

    彼が隣であくびをするのを見て、
    私は小さく笑った…なんでもない日常。
    喘息持ちで、思うように学校にも
    通えなかった中学時代とはもう違う。

    「どうした?」

    「今…幸せだなって思ったの。」

    暖かな風に揺れる彼の黒髪が愛おしい。
    こんな気持ちは初めてだった。

    「…今だけじゃない、これからもだ。」

    「え?」

    バチッと目が合った時、
    彼は何故か真剣な目をしていた…。
    私達は互いに吸い寄せられるように、
    触れるだけのキスをする。

    「これからも俺がお前を幸せにする。」

    「…ずっと?」

    彼は優しく頷く…小さい頃から変わらない。
    彼はずっと私が辛い時、隣に居てくれた。
    私の大切な心の支えだった。

    「ずっと私と居てくれるの?」

    「当たり前だろ…ほら、行くぞ。」

    彼は少し紅色に染まった頬を手の甲で隠し、
    もう片方の手で私の髪をくしゃっと撫でると
    ゆっくり立ち上がった…。

    「大好き…。」

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    • あなたの憧れEPコン
    • お昼休み
    • 屋上
    • 告白

    私、飯森鈴菜は、学校1モテ男の如月渚先輩に膝枕しているのだが……、
    「渚先輩、この状況、どう説明してくれるんですか?」
    「え?鈴菜が悪いんだよ?僕をこんなにメロメロにしてくれたから、
     こんなことになったんだよ。」
    「なんで私のせいになるんですか?!」
    「でもいいでしょ?」
    「何がいいんですか?っていうか、そろそろやめません?
     『私のことが好き』なんて冗談、今なら気まずくなる前に
     取り消せますよ。」
    「取り消さないよ。面白い冗談を言うね、鈴菜は。」
    「はー、もういいです。」
    「ねぇ、鈴菜、知ってる?僕ら、昔、会ったことがあるんだよ。」
    「え……、」

    「飯森さーん、先生から。」
    あ、あの声は、学級委員かな?
    すると、私の膝から頭をどけて、
    「行ってらっしゃい。」といってくれた。
    こういうところは優しいんだけどね。
    にしても、会ったことがあるってどういうことなんだろう?

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感想ノート

太陽みたいなキミ (永瑠/著)

  • 読んでみたら、すごく悲しいお話で
    途中泣いてしまいました。
    このお話いいお話すぎてたまんないです!
    これからも、いろんな作品を読んでいきたいと
    思います。すごくいいお話、
    ありがとうございました。

    Memorial   2019/06/07 23:43

  • 初めまして!太陽みたいなキミ読ませてもらいましたあ!余命半年と宣告されても諦めないで治療に専念して頑張るれきちゃんがすごいなって思いました。
    私だったら余命半年って言われたら絶対悲しくてそんな笑ってられないですもん💧
    だかられきちゃんはほんとにすごいなって思います!
    ほんとに最後まで頑張ったれきちゃんに感動しました😭
    これからも作品楽しみにしてます♡
    応援してます!

    みなみあいか   2019/06/04 21:12

  • 永瑠さんの作品全て読ませていただきました。
    どの作品も心が温まる作品ばかりで、感動しました。
    これからも応援しています。
    楽しみにしています!

    いのまり   2018/11/20 06:58

    いのまりさん

    あたたかい感想、ありがとうございます。 とても嬉しいです。

    全てですか…! わぁあ嬉しい反面、恥ずかしい気もしています……ありがとうございます。 そう言っていただけると、とても励みになります。

    これからも緩く、いのまりさんや読者の方に楽しんで頂けるものを書いていきたいと思っています。 頑張ります。本当にありがとう。

    作者からの返信 2018/11/20 21:37

  • すごく感動しました!
    主人公の女の子と歳が近いのですごく親近感が湧き余命宣告の時や最後の方は涙が止まりませんでした。最後、おがわくんがれきちゃんの墓で手紙を読んで笑うとこや、大きな鳥が出てきた時すごく晴れ晴れした気持ちになりました!
    これからも頑張ってください!応援しています!

    moetti   2018/11/01 22:56

    moettiさんへ

    最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

    そんな風に、彼女に寄り添って頂けて嬉しいです。
    わたしもこの作品を書籍化として出す時、麗紀と歳が近かったので色々と考えることがありました。

    そう言って頂けて本当に嬉しいです。

    ありがとうございます。がんばります!!

    作者からの返信 2018/11/17 18:43

  • とても良い話でした。
    ずっと、涙が止まらなかったです!!!
    もし、自分が余命半年と言われたらどうするのかなと、思いながら、読みました。必死にいきるれきがすごくかっこよかったです!
    これからも頑張ってください、応援してます!

    ピーチヽ(´▽`)/   2018/10/30 22:52

    ピーチさんへ

    そう言っていただけて本当に嬉しいです。

    わたしもこの作品を書きながら、「もしも自分が」と考えました。

    必死に生きることって何故かとても難しいです。それをする事が出来た彼女は、わたしとってもとても誇らしい存在です。

    応援ありがとうございます!がんばります!!

    作者からの返信 2018/11/17 18:37