「ユキリーナ、驚かないで、聞いて。 わたしね、実は…ワルイストの姫なの…。」 「…わ…ワルイストって… あの…あのワルイスト…?」 「うん、そうだよ。 ワルイストの姫はね、 そうと知られないように、 ワルツムールの魔女学校に通うのが決まりなの。 だから、わたしもここにきた。 でもね、それが人に知られたら、もう魔女学校にはいられない。 いつどんな魔法使いに襲われるかもわからなくなっちゃうから…。」