「…という感じでいいかな?」




作戦会議はまとまり来週には実行する予定となった。




「いつも以上に気合いいれないとね」




「そうだなぁ…」




「お前ら、無茶すんなよ〜」




ユウとセキナの会話に花怜が茶化すように言った。




「「もう、分かってるって〜!!」」




ユウとセキナは同時に同じ反応をして、笑いながら言った。




ル「…」




ルリ以外の3人は笑いながら会話をしていたが、ルリはさっきの夢のことで頭がいっぱいだった。




作戦会議が終了し、各自プライベートルームに戻った。




ルリは自室に戻るなりベッドに横になった。そして、さっきの夢のことを考えていた。




ル(…あの夢は、なんなんだろう?前にも似たような夢を何回か見てる…でも、それは毎日じゃない…。殆ど同じようなところで目が覚める…。アレには、いったい何の意味があるのだろうか…。)




ルリはずっとさっきの夢のことを考えていた。しかし、ずっと考えていても拉致があかないので夢のことを考えるのは止めた。



ル(あっそういや、俺の仕事また、あやふやにされちまったなぁ。いつになったら、あの仕事ができんだか…そんなに危険なのか?)




そうこう考えてるうちにルリは眠さには敵わなかったのか、そのまま眠りについてしまった。




あの悪夢の正体が分からぬまま…。そして、またルリは夢に魘されることになるとも知らずに深い眠りに入ったのだった。