「それでは、本題に入りたいと思います。実は…今回のターゲットの目星はついてはいるんだけど、なかなかヤバイかもしれない。ルリもう少し待ってくれ。もう少し様子をみよう。」




そう、さっきリクが言っていたターゲットを見付けるとはこういうことだ。




ルリの仕事は結構危険な仕事が多い。本人が危険度が高い方がワクワクすると言っているから、本人の程度に合わせて仕事をしてもらっているけど、今回の仕事は様子見になってしまった。




「また日を改めよう。そして次の仕事なんだけど。これは、作戦を立ててからみんなで取りかかって欲しい。この仕事は殺害を依頼されててね…しかも、結構な人数なんだ。」




「うーん…結構手こずりそうかな…」




「聞いた感じでは、大変かもしれないね」




「まぁ、皆殺しにすれば問題ないわけだな」




ルリ以外が何を言っているんだと言わんばかりの顔をしていた。




「そうだけど、今結構な人数だからって話をしてるんだよ?」




「そんなの分かってるっての。」




「じゃぁ作戦を立てよう。ルリはヤル気満々みたいだし」




リクはヤレヤレという仕草と困った笑みを浮かべつつ作戦会議を始めた。