「おーい、ルリー!」



後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。



そう俺の名前はルリ。


女みたいな名前だが、正真正銘の男だ。



小さい頃は、この名前のせいでよく女みたいだと、いじめられた記憶がある。



そんなことは、どーでもいいが。



そして俺の名前を呼ぶのは、ユウだった。



コイツも女っぽい名前だが正真正銘の男だ。



俺達は今、仕事をしている最中なのだが俺は仕事をサボろうとしているところをユウに見つかってしまった。



「もうー!ルリ何処行くんだよ!リクに怒られちゃうよ」



「別にいいじゃねーかよ。ほっとけよ」



俺は面倒臭そうに、言葉を吐き捨てた。