あれ…? なんでこんなことに……!? 突然の事にプチパニックになりつつ、彼が言葉を発した事で現実に引き戻された。 「いて… きみ、大丈夫?」 「…ぁっ、はい!! …――って、うわぁ!?」 現実に引き戻された事で自分の状態に気付き、再び大きな声を上げてしまった。 “自分の状態” ――とは、 つまり、 僕が、彼を押し倒したような状態で彼の上に乗っている状態です。 誰だって、驚くでしょ? 「すみませんっ!」 すぐさま彼の上からおりて、謝った。