イノセンス・タブー

バスは人が少ししかいなかった。


私達は普通の 路線バスでなく、ちょっと遠くまで乗るバスだから、観光用のようなバスだ。


真ん中あたりに2人で並んで座った。


なんだか疲れていたし、よくわかんない将也を見たし、自分自身もわけわかんなくてくたっとした。


「ちょっと…くすぐったいー」


将也の手が膝を撫でている。


「ん?くすぐったい?」


やっぱり今日の将也はおかしい。


「ひな、雛」


ちゅっ、ちゅっと手の甲や首筋にキスされる。