恋の欠片



ガチャンッ!


「誰だ!?」


目の前の写真たてが
腕に触れて
落ちる

「えっ・・・と何してるんですか・・・?」


私は
恐る恐る
聞いてみる

「何って・・・。秘密探し」


秘密探し・・・

恐い

恐すぎる

「お前が俺の彼女にならないから・・・他の男見つけ出してそいつら全員ここに呼び出そうとしたわけだよ・・・。でも一向に出てこない」

何を言ってるの・・・

変質者のような
感じだ・・・

泥棒を目の前で見た感じ

ものすごく
体が動かない

恐すぎる


「警察呼びますよ・・・」

私は
ポッケのなかから
携帯を取り出して
警察に電話をしようとした

でも

その手を
掴まれて

間違って
押してしまったボタンは


『菊川祐』

だった
でも
そのときの私は

そのことに気づいていなかった


「俺の彼女になれ」

ものすごく

恐い顔をしていた

どうしてそこまでして

私を彼女にしたいのか

さっぱり分からない

でも

この人の彼女にだけは
絶対になりたくない


「お断りします」

「何でなよ!ここまで俺はお前が好きなんだよ!」

「ここまではやりすぎです」

「それほどお前がすきなんだよ!」


そういって

私は

土足のまま

部屋に連れ込まれ

リビングの
冷たい床に

体を押し倒される


「俺の彼女にそこまでなりたくないんだったら。無理にでもならないと駄目なようにしてやる!」


どういうこと?